「 なんでクラブなの…? 」 「 あぁー、なんか嫌な予感がしてきた」 重い複雑な気持ちのまま翠と中へ入っていく。 千紘と出会う前までは常連だったからか、この時間に店内に入ることに関しては何のためらいもない。 明日は月曜日で平日だというのに、相変わらずここのクラブは爆音で盛り上がっていた。 「 あれっ、綺帆と翠じゃん!!めっちゃ久々じゃね!? 」 カウンターのところで店員のカズキに声をかけられる。 「 …カズキだ!久しぶりー!! 」 久々の再会に翠のテンションも上がる。