出て行った時の、あの表情。 いつもと違って見たことのない千紘の姿が忘れられない… こんなことになるなら、、、 " 好き " なんて言わなきゃよかった____ あたしのファーストキスは 甘くて、ほろ苦くて、激しくて 後味悪い、大人なキスでした。 翠たちのところに戻りながら歩いていると 「 あっ、やっと帰ってきた!綺帆ー! 」 数メートル先から手を振りながら叫ぶ翠と隣には笑顔で待つ皐月さん。 2人の姿を見た途端、堪えていた涙が 一気に溢れ出す。