「え?なんで?」
未だ体は離れず逆にどんどん距離が近くなりつつある。
『・・・。わかんないの?』
彼はすこし拗ねた顔をしている。
「う、うん。」
『...おれといる時ほかの男の話したから。』
彼の顔は見えないけど、声は切なそうだった。
「え!...あ!赤田...ん?!」
いいかけた途端口を手でふさがれた。
『また、いった。今度からノルマつけよっか?』
にやにや笑う彼はすごい悪い顔をしている。