雪美「あ、そうそう。それでね?
サポーターってあるじゃない、アレって存在自体がエモエモのエモだと思うんだよね」

祐介「うんどうしてサポーターがそういう対象になるんだ?」

雪美「(呆れたようなため息)あんた、バレー部なのに普段どういう気持ちでサポーター巻いてるのよ」

祐介「あ? んなもん、膝とか床にぶつけて怪我しねぇようにだろうが。馬鹿じゃねぇの」

雪美「(祐介が『馬鹿じゃねぇの』と言い終わるより早くきっぱりと)ダメね」

祐介「あぁ??」

雪美「ぜんっぜんダメ。ダメダメな回答。出直して来なさい」


▼何言ってやがるんだこの女……。
サポーターにどんだけ夢見てんだよ。


祐介「俺の心を読んだツッコミをありがとう」


▼いーえー? 自分ツッコミしか取り柄のないただのモブなんでー。


雪美「いい?! サポーターっていうのはいわばローション!! 相手が痛がらないように且つ、自分も労るために使う思いやりグッズの仲間なの!!!」

来依「やぁやぁ姫。今日も変わらず可愛らしいけど、一体何をそんなに喚いているのかな?」

祐介「うす、ライ。昼休み振りだな」


▼あーあーまためんどくさい奴が来たよ……。
ただでさえこのふたりで手一杯なんだから勘弁してくれよなほんと。