「幼馴染」。



 春哉の傘を取りに行く頃には、雨は上がっていた。

 空を覆い隠していた黒い雲が、ぱあっと裂けて……
 そこから見えた空には、無数の星が瞬いていた。

 天からの祝福の光を浴びながら、あたしたちは手をつないだ。







 雨上がりのこの道が、幸せな未来につながっていると信じて。






                =Fin.=