周りの誰にも言わなかったけれど、あの頃もユキに片想いをしていた。
一緒にいる時は散々憎まれ口を叩くくせに、自分の部屋で一人になると、よく飽きもせずにユキの写真を眺めていた。
あの頃の写真を見ているとアキラはいつも、まるで自分があの頃に戻ったような気がしてくる。
(おっ、かわいい…。超絶美人のルリカさんは別格だったけど、仲間内でもユキは抜群にかわいかったもんな…。)
カンナは、楽しそうに笑みを浮かべて写真を見ているアキラの横顔をそっと窺っていた。
アキラは、これまでカンナが見たこともないような優しい目をして笑っている。
アキラがユキの写真を見ているのだと気付いたカンナはギュッと奥歯を噛みしめ、たまらず卒業アルバムを閉じてアキラに声を掛けた。
「アキくん、そっちのアルバムも見せて。」
「ん、ああ…。くだらねぇ写真ばっかだぞ。」
アルバムを閉じてカンナに渡そうとした時。
1枚の写真がアルバムの間からヒラリと落ちた。
「あ、1枚落ちたよ。」
カンナが写真を拾おうとした。
アキラはその写真が他のものとは違うことに気付き、慌てて手を伸ばした。
ギリギリのところでカンナより先に写真を拾い上げ、見られないように手の中にサッと隠した。
「なんの写真?」
「あー…なんでもねぇ。すっげぇつまんねぇ写真だ。」
「ふーん…?」
カンナがアルバムに視線を落とした隙に、アキラはその写真を素早く枕の下に隠した。
(危なかった…。)
一緒にいる時は散々憎まれ口を叩くくせに、自分の部屋で一人になると、よく飽きもせずにユキの写真を眺めていた。
あの頃の写真を見ているとアキラはいつも、まるで自分があの頃に戻ったような気がしてくる。
(おっ、かわいい…。超絶美人のルリカさんは別格だったけど、仲間内でもユキは抜群にかわいかったもんな…。)
カンナは、楽しそうに笑みを浮かべて写真を見ているアキラの横顔をそっと窺っていた。
アキラは、これまでカンナが見たこともないような優しい目をして笑っている。
アキラがユキの写真を見ているのだと気付いたカンナはギュッと奥歯を噛みしめ、たまらず卒業アルバムを閉じてアキラに声を掛けた。
「アキくん、そっちのアルバムも見せて。」
「ん、ああ…。くだらねぇ写真ばっかだぞ。」
アルバムを閉じてカンナに渡そうとした時。
1枚の写真がアルバムの間からヒラリと落ちた。
「あ、1枚落ちたよ。」
カンナが写真を拾おうとした。
アキラはその写真が他のものとは違うことに気付き、慌てて手を伸ばした。
ギリギリのところでカンナより先に写真を拾い上げ、見られないように手の中にサッと隠した。
「なんの写真?」
「あー…なんでもねぇ。すっげぇつまんねぇ写真だ。」
「ふーん…?」
カンナがアルバムに視線を落とした隙に、アキラはその写真を素早く枕の下に隠した。
(危なかった…。)



