それからしばらくしてトモキがやって来た。
大方の料理は食べてしまった後だったが、アユミが追加したとん平焼きと焼きそばはほんの少し手をつけた程度で、ほとんどが残っていた。
「腹へった。これ食ってもいい?」
「いいけど…トモ、晩御飯食べなかったの?」
「酒飲んでただけだから。アーモンドとチーズクラッカーくらいしか食ってねぇ。」
トモキはウイスキーの水割りを注文して、焼きそばを食べ始めた。
「頼みすぎたのか?」
「私は要らないって言ったのに、アユが勝手に…。」
ボソボソと歯切れの悪い返事をするユキを見てアユミはおかしそうに笑った。
「だってユキちゃんは、これがないとなんか足りないんでしょ?」
トモキはアユミの言葉を聞いて、冷めた焼きそばを食べながらニヤッと笑った。
「ああ…なるほどな。」
「なに?その、なるほどなって…。」
「いや…慣れってこえぇなぁ。」
「えぇっ?」
(何?!なんでトモもアユと同じこと言うの?!)
トモキは店員から水割りを受け取り、あたふたしているユキを見て吹き出した。
「オマエら、ホント面白いよな。やることなすこと、めっちゃ似てる。考え方も似てるしな。」
「は?なんのこと?」
ユキはトモキの言葉の意味がわからず、眉間にシワを寄せて首をかしげた。
「別にぃ。アユちゃん、そっちの唐揚げとポテトもちょうだい。」
「もう冷めてるよ。新しいの頼む?」
「いや、いいって。冷めてもうまいから。」
トモキは美味しそうに残りの料理を食べている。
ユキは首をかしげながらビールを飲んだ。
大方の料理は食べてしまった後だったが、アユミが追加したとん平焼きと焼きそばはほんの少し手をつけた程度で、ほとんどが残っていた。
「腹へった。これ食ってもいい?」
「いいけど…トモ、晩御飯食べなかったの?」
「酒飲んでただけだから。アーモンドとチーズクラッカーくらいしか食ってねぇ。」
トモキはウイスキーの水割りを注文して、焼きそばを食べ始めた。
「頼みすぎたのか?」
「私は要らないって言ったのに、アユが勝手に…。」
ボソボソと歯切れの悪い返事をするユキを見てアユミはおかしそうに笑った。
「だってユキちゃんは、これがないとなんか足りないんでしょ?」
トモキはアユミの言葉を聞いて、冷めた焼きそばを食べながらニヤッと笑った。
「ああ…なるほどな。」
「なに?その、なるほどなって…。」
「いや…慣れってこえぇなぁ。」
「えぇっ?」
(何?!なんでトモもアユと同じこと言うの?!)
トモキは店員から水割りを受け取り、あたふたしているユキを見て吹き出した。
「オマエら、ホント面白いよな。やることなすこと、めっちゃ似てる。考え方も似てるしな。」
「は?なんのこと?」
ユキはトモキの言葉の意味がわからず、眉間にシワを寄せて首をかしげた。
「別にぃ。アユちゃん、そっちの唐揚げとポテトもちょうだい。」
「もう冷めてるよ。新しいの頼む?」
「いや、いいって。冷めてもうまいから。」
トモキは美味しそうに残りの料理を食べている。
ユキは首をかしげながらビールを飲んだ。



