トモダチつくろう


 どこまでついてくるんだろう?


 学校かずっと、その子は私の側で並んであるく。

 今日転校してきたその子。

 ともこちゃん達に『キモイ』って言った子。

 私と同じくらい太ってる子。

 …私に話しかけた子。


 「ねぇ」

 その子が急に喋ったから、私はビクッてする。

 「どこまでついてくんの?」


 それは私のセリフだよ?


 「ウチの家そこなんだけど? なに? 上がってく?」

 白くて柔らかそうな丸い手から生える指が、私の家の隣のアパートを指さす。

 「…わ たし、の、家こっち」

 私も指さす。

 「へ? お隣さんか~! びっくりした~」

 その子は、なんだかほっとしたみたいに言う…そうだよね…私みたいのがずっとついてきてるって気持ち悪いものね。

 「…さよなら」

 私がそう言ったら、その子は変な顔をする。

 「『さよなら』なんて寂しいじゃん、もっと別な言い方しなよ?」

 「…?」

 「さよならってなんか、一生の別れって感じしない? もっとさ、明日さ学校一緒いくんだから『バイバイ』とか『また明日』とかにしなよ…寂しいよ」


 明日?