ボクは、ゆっくりノートを閉じ興奮気味に息を荒くする勉の肩に出来る限り刺激しない様にぽんと手を置く。
「わかったよ、勉。 このノートはボクがあずかろう…これからはこう言った事はこっちに任せてちゃんと寝て? いいね?」
そう言ってやると、勉の目からぽろぽろと涙がこぼれてミカやケントが見てるって言うのにボクに抱き付いてわんわんと大声で泣き出してしまった。
可哀そうな勉。
きっと、自分が虐めに合わない為に友彦を無視した事を悔やんでいた所に今回の行方不明事件だ、精神的に追い詰められた為にこんな突拍子もない妄想に走ってしまったんだろう。
『おいおい…』と言いたげにケントがこっちを見ているけれど、こういう場合頭から否定するのは良くない。
取りあえずは理解を示し、その後でゆっくり理論立てて間違いを訂正すべきた。
その後、何とか勉を泣きやませたボク達は勉の家を後にしもうすっかり日のくれた通りを互いの家に向かってあるていた。
「ねぇ、ゆっぽん…勉…本気でそう思ってるのかな?」
ボクとケントの後ろから少し遅れ気味に歩くミカが、心配そうにそう聞いてくる。
