次の日、ボクらは早速調査に乗り出した。
ボクらの調査対象それは一人の女生徒。
ボクの知る限り、彼女はこのクラスではあまり立場は良くない。
いや、それは今に始まった事じゃない。
ボクも同じクラスになったのは初めてだったが、『悪い意味で目立つ』彼女の事は知っていた。
キタナイ・キモイ・ゴキブリ・バイキン・デブ・ブタ・クサイ
あげればキリがないくらいの侮蔑に目を覆いたくなるような嫌がらせの罅…それがもし自分ならおよそ耐えられないような扱いを受けながらも彼女は無感動に無関心にまるで生ける屍のようにただ学校に来ては定時に去っていくそれを繰り返す。
まるで感情失った肉塊のように。
勉が言うに、友彦がいなくなったのは彼女に仕業に違いないとの事だったがボクから言わせれば愚問だ。
まず、彼女が友彦に危害を加える理由が無い。
それどころか、彼女は友彦に感謝すれ恨みなど持ち合わせているとは考えにくいからだ。
それはもう一人の行方不明者である殿城ゆうにも言える事だろう。
二人の共通点。
それはほかならぬ孤立無援の彼女を『虐め』から庇ったことにある。
