ボクらは、この学校では少し名の知れた『探偵団』だ。
だから学校で困りごとがあると、大概ボクの元に集まってくる。
「ゆ、ゆっぽん…そんなの無理だよぉ…友彦君、もしかしたら誘拐かもしれないんだよね? 警察が探しても見つからないんだよね? そんなの子供のミカ達が探すなんて危ないよ!」
いつものように怯えて、目をうるうるさせるミカは可愛い。
「…オレはやるぜ…ゆっぽん! 友彦はバスケの部活仲間でオレのバディだからな」
ケントが眼光鋭く席を立つ…流石、学年で友彦の次に背が高いとあってその体格は中学生にも引けをとらない…相変わらすカッコいいな。
「お"え"も"っ、どもひご…ううううう~~~!!」
勉、顔が崩壊してるぞ…ま、幼稚園児みたいで可愛く見えなくもないけど。
「ゆっぽん…ゆっぽんが言いだしたら止まらないの分かるけど、こんなの今でみたいな学校の七不思議とか靴探しなんかと違うんだよ? もし、本当に悪人がいて追いかけられたらどうすの?」
ボクは、スカートの裾から足を出してミカに見せてにこっと笑う。
「誰にも捕まらないさ、ボクは最速だ」
