俺は、足を引きずりながらなんとか椅子から立ち上がって水切りからガラスのコップを手に取って隣の冷蔵庫へと移動する。
「…」
人んちの冷蔵庫を開けるかのは気が引ける…けど、俺の足はもはや限界だ!
薬…薬、飲んだらゴキブリに謝ればいいよな?
俺は目の前にある大型冷蔵庫の戸を開けた。
がぱっ。
「…………な…?」
冷たい風。
オレンジの光が照らすソレが何なのかよく分からなくて、俺は固まる。
真っ白…いや灰色がかっているのか?
大きくてそれだけで冷蔵室はみちみちで、他には何も入れられない。
肉?
何の動物?
どこの部分だ?
パリン!
「ぁ…ぁ……!!」
ガタン!
バタン!
手からコップを落とした。
割れた。
足が震えて。
滑って、転んだ、椅子が倒れた!
「ぅ…ぁ? ぇっ?」
嘘だろ?
「友彦君」
背後で可愛い声が俺を呼ぶ。
「友彦君…みちゃったんだ?」
みちゃった?
「この子は私の『トモダチ』なの♪ 可愛いでしょう?」
トモダチ?
