すみ子先生は、憔悴しきった様子でそのまま出席を取り始めた。
おいおい、この状況で出席とかかなりシュールだろ??
あまりの事に俺は突っ立たままの俺に勉が『すわれよ』って…おいこれマジでおかしくねぇ?
多分、いや、確実にすみ子先生はいなくなった殿城の事でそんなゾンビみてーな状態なんだと思うけど流石にコレは…!
「…はい」
そうこうしている間にゴキブリの名前が呼ばれたが、奴も奴で普通に返事してっし!
つか、なんで誰も突っ込まない??
ぼそぼそとクラス全員の出席取り終えたすみ子先生は、ようやくゴキブリが突っ立っていることに気付いたがその表情は驚くでもなく深くため息をつく。
「せんせっ…わた」
「何してるの…机がないなら探しなさい」
何事か言おうとしたゴキブリを遮るぴしゃりとした声は、『もううんざいり』だと背を向け黒板に文字をかく。
くすくす。
くすくす。
教室がせせら笑う。
ありえねぇ…これは流石にありえねぇ…!
ゴキブリは少し固まってしたが、重そうな足をぼてぼてしながらガラッと教室を出て行く。
