急ブレーキをかけたトラックから顔をだしたおっさんが、『死にてぇのかバカ野郎!』とかなんとか怒鳴ってまた走り出していく。
俺は、ひっくり返るようにへたり込んで何が起きたのか分からなくておっさんの言葉は殆ど聞き取れない…ぽん。
「大丈夫? 怪我! 怪我とかしてない??」
聞き覚えのないしっかりした声。
むくむくとした手が、俺の腕をじろじろと見る…その顔は重傷ニキビの赤黒い頬。
ご、ゴキブリ?!
ゴキブリが俺を助けた??
てか、今のゴキブリの声?
「大丈夫? 友彦くん!」
茫然とする俺に更に聞こえるはっきりとした声。
可愛い。
図体に似合わない澄んだ声だが、発している醜い顔にはににわなすぎる…背中にチャックでもついていて中に別人でが入っていると言われても納得してしまいそうだ…なんて______ズキン。
「ぅあ…!」
「え?」
足。
右足首が、マジで痛い!
捻った!?
「あ、あ、友彦くん大丈夫!?」
ずんぐりとした指が、足に触れる。
「いでっ! 触んなっつ!」
ビクッと指が離れた。
俺は、ひっくり返るようにへたり込んで何が起きたのか分からなくておっさんの言葉は殆ど聞き取れない…ぽん。
「大丈夫? 怪我! 怪我とかしてない??」
聞き覚えのないしっかりした声。
むくむくとした手が、俺の腕をじろじろと見る…その顔は重傷ニキビの赤黒い頬。
ご、ゴキブリ?!
ゴキブリが俺を助けた??
てか、今のゴキブリの声?
「大丈夫? 友彦くん!」
茫然とする俺に更に聞こえるはっきりとした声。
可愛い。
図体に似合わない澄んだ声だが、発している醜い顔にはににわなすぎる…背中にチャックでもついていて中に別人でが入っていると言われても納得してしまいそうだ…なんて______ズキン。
「ぅあ…!」
「え?」
足。
右足首が、マジで痛い!
捻った!?
「あ、あ、友彦くん大丈夫!?」
ずんぐりとした指が、足に触れる。
「いでっ! 触んなっつ!」
ビクッと指が離れた。
