ガチャン!
はぁはぁ…やっと開いた!
「どうぞ…」
「…」
そう言ったのに、ゆうちゃんは眉間に皺を寄せて動こうとしない…どうしたんだろう?
「…ゆうちゃん?」
「は、ああ…行けば…入ればいいんでしょ! すぐ、すぐに帰るんだから!」
ゆうちゃんは、ずんずん中に入ってく。
「あ、待って! ゆうちゃん!」
「きゃああ?!?」
バキッって、音がしてゆうちゃんが悲鳴を上げる!
ああ、床はシロアリに喰われているから固い所を歩かないといけないのに…。
床に穴をあけちゃったゆうちゃんは、『絶対靴を脱いでこの家に上がりたくない』っていうから今日だけ靴履いたままでもいいっよって事にしてやっと部屋に案内する。
「ここがね、お爺ちゃんの部屋でそこがお婆ちゃんの仏壇で…」
「なんでもいいから早くして! こんな所に居たくない!!」
今にも泣き出しそうなゆうちゃん…どうしたんだろう?
「で、此処なんだけど…ほら、見てあのお人形可愛いでしょう?」
「………」
やっと、お人形を見せる事が出来たけど何だかゆうちゃんの様子がおかしい。
