ぶっ。
ぶっ。
_______ぱちっ。
「できた!」
ふわりドレス。
レースもプリーツも完璧!
私は、お爺ちゃんの部屋までかけて行って押し入れの戸をあける!
「ふふふ」
冷たい押し入れに横たわる体。
腕の肩口も、足の付け根も、首の所もほつれはないキレイに縫えてる。
それに。
「すごくきれい」
ともこちゃん。
いつも、ギッて睨んでこわくて。
笑っても、作り物みたいな顔しかできなかったけど今はこんなにキレイになった。
ほんとは、ともこちゃんの顔をあなたの顔にするつもり何てなかったけど息をするのをやめたらすごくキレイで思わず欲しくなっちゃったの!
だからこれは、私が選んだ一番きれいな顔。
トモダチ。
私のトモダチ。
あなたはとてもキレイよ……。
「あ! いけない! 今日は新しいお洋服を作ったの!」
私は、出来上がったドレスをちょっと下に置いてあなたの体を起こそうと_____ピチャ。
あ。
手に赤いのが付く。