ぺちっ。
ぺちっ。
「友子_____ばか……ばかだよ、アンタ」
首のない肉の人形が、アタシと友子をその輪切りにされたところからじっとこっちを見て馬鹿にして笑ってる気がする。
狂ってる。
集めてつなげて。
つぎはぎらだけの肉人形。
友子は、なんでこんなバカげたことを思いついたんだろう?
いくら寂しくて辛いからって、こんなの本当に友子だけで考えた事のなの?
バタン。
友子のキタナイ顔を呆然と眺めていた正面で風呂場の戸が開く。
「ぁ」
包帯男。
アタシを殺そうとしてここまで来た_____?
どうやって?
アタシがここに来るなんて何故分かった?
つけられて?
違う。
この家の押し入れ、風呂場、ドライアイスのようなもので作られた冷蔵庫みたいなもの。
いくら検索すれば作り方がわかるとしても、こんなの友子一人で作れるの?
ぶつん。
「ぁ」
胸が熱い。
「グスッ、ゲホツ! ケホッツ!」
鼻血を噴いた顔が、咳き込んで鼻から赤い風船を作る。
包帯男の口の辺りがもぞりとする。
