トモダチつくろう

 ぐきゅるるるる…。

 その時、急に私のお腹が…ああ…こんな時でもお腹が空くなんて…。

 「どうぞ、クッキーも召し上がって下さい」

 包帯さんはすっとクッキーのお皿を押して、『お嬢様もそのクッキーがお好きだったんですよ』と言う。

 「じゃぁ…ぁっ!」

 
 ぽろっ。

 掴んだクッキーが真っ二つに割れて、片割れがが床に落ちる。

 あ、いけない!

 私はひょいと、カウンターの椅子から降りて床のクッキーを拾おうと手を_____!?


 「きゃっ! ぎゃあああ!!」

 「どうされました?」

 「手! 手が!!」

 クッキーの隣、ほぼ暗い床に人間の手が…手首から上だけ落ちてる!!
 
 叫んだ私は、尻もちをつきながら後ずさりしてそこを指さす!

 
 「ああ、これですか…」

 カウンターから回り込んできた包帯さんは、かがむとそれを拾ってカウンターにおいて『よく見てください』と言った。

 「…作り物…?」

 「はい、球体関節人形…これはビスクドールのパーツです」

 包帯さんは、包帯の手にちょこんと乗せてランプの光に近づける。