「一人じゃとても食べきれなかったから、ありがとう! でも、どんどん傷んじゃうしまだまだ月島さんのとかあるけど_____ちゃんと大事にしなきゃ」
アタシの大事な友達は、あの頃と同じ笑顔で笑って懐かしい明るい声は風呂場に反響して言う。
『みんな私のトモダチの一部になってくれたんだから』
と。
「うぷっ……! うぇっ、ゴポッ! ビチャビチャ! うあああっ! えぼっ! コプッツ!」
胃がねじれて、食べたカレーが逆流して赤黒いタイルにぶちまける。
「きゃっ! 大丈夫?!」
慌てたアンタは、アタシのはき出したモノなんて構いもせずに背中をさすって心配そうに顔を覗き込む。
意味が分からない。
どうして?
「ね……自分が何してるか、わか、分からないの……?」
カクン。
優しい顔のアンタは首をかしげるだけ。
「アタシのせいだっつ……アタシのせいで、こんなになっちゃたんだ……」
「どうして泣いているの? 気分悪い? どこか痛いの?」
おろおろと、しながら背中をさする手はこんなに優しいのに。
