「あの時、アタシがあんな目にあったのはアンタの忠告聞かななったから……自業自得だったんだ」
「……」
「アンタがいくら似てるからって、アンタの顔を見たら思い出しちゃうからって、アタシの問題なのに巻き込んで、ホントにっ、ごめんなさいぃいい……!」
「……」
カクン。
カクン。
丸い顔ののっかったその首は、まるで取れかけた人形の首みたいに揺れる。
「それ、なんの話?」
カクン。
まるで、話の意味を理解していないみたいに首を揺らす。
「は?」
「ともこちゃんが私の事キライなのは、あの時こわい事があったからなの? 私を見ると思い出しちゃうの?」
「う、うん……」
「その人と私が似ているの? ともこちゃんが私の事キライなのが皆に私が嫌われる理由なの?」
「ぇ? うん、だって、あの男は_______」
前髪の向こうの小さな目はまん丸で、やっぱり首をかしげるばかりで要領を得ない。
まさか……いや、そんな筈ないよ。
だって、自分の親の事じゃなっ______?
