アタシに怒鳴られたアンタは、ビクンと体を震わせて慌てて洗濯機の側にあった洗濯籠を戸の前において取りあえず手で押さえてびくびくしてる。
手で押さえるだけって……これじゃ、いつ開けられてもおかしくないって_____思ったけど、戸はこじ開けられる気配はない。
なんで?
外で立って……待ち伏せてるの?
ここは風呂場で、もう逃げ場なんてないからアタシ達……アタシが出てるまで待ってソレでやろうっての?
けど、なんでこんな所に包帯男が?
それに、なんでこの家に行方不明になったけんちーが……あんな……あんな状態で押し入れに?
足の裏がドクドク言って。
熱くて。
熱くて。
痛い。
痛い。
真っ赤に染まったタオルが痛い。
「ごめん」
「ぇ?」
ぼーっとしてたら、それは素直に口から出た。
「いままでゴメン……」
「……」
「あんな事があって、アンタには関係ないのにアタシ無視して文句言って……ごめんなさい」
「……」
振り返った丸い顔はカクンと首をかしげる。
