「なに? 痛いの??」
アタシは、手に持っていたスマホのライトとけんちーのくっついた手の平に向けた。
「ぇ?」
けんちーの真っ白な手。
正確には、手の甲。
スマホの白いライトが、ぽちっとした何かに反射してキラリ。
十字の見慣れた穴のついたそれが沢山。
乾いた血が筋を作って突き抜ける。
ひ、ヒドイ!
これ、ネジだ!
ネジで、ネジで、手と手を縫いつけてるの?!
「ガチガチガチガチガチガチガチガチ」
「ぁ、ああっ! ひっ、ひっぱってごめっゴメン!」
アタシは、掴んだ腕をはなして飛びのいた!
「で、でも、とりあえずそこから出よっ、ね______ぁ」
引いたから初めて気が付いた。
脚も、脚もだ!
体育座りしてるように見えたのは、手と同じように長いネジを何本もねじ込んでぴったりとくっつけられていたから。
だから、動けないんだ!
「うそっ! なんでこんなっ、だ、だれが? こんなのヒドイ!」
駄目!
こんなのアタシじゃどうすることも出来ない……ぁ、そうだ!
