「と、とりあえずこっから出よ、マジで冷たい……つか、何これ? 保冷剤?」
けんちーが座っている押し入れの中には、下にも壁にも枕くらいの大きさの保冷剤みたいのがみっしりと隙間なく敷き詰められていてまるで冷蔵庫かそれよりも冷たいかもしれない!
「ガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガ」
寒さでガチガチする歯。
スマホの明かりで照らすその顔は、真っ白で唇も青い。
一体何時間ここにいたんだろう?
「ねぇ! 立って!」
アタシは、体育座りのまま掌を合わせて握ってぴくりとも動こうとしないけんちーの腕を掴んだ。
「寒いよ? 早く出てってば______」
ぐっと引っ張った右腕。
引っ張ったのは右腕だけのはずだったのに、まるで左手が張り付いたみたいについてくる。
え?
なに?
別に手と手を組んでいる訳でもないのに、張り付いてるみたいに?
「ぅ ぅ ぅ」
けんちーが顔を歪める。
「なに? 痛いの??」
アタシは、手に持っていたスマホのライトとけんちーのくっついた手の平に向けた。
けんちーが座っている押し入れの中には、下にも壁にも枕くらいの大きさの保冷剤みたいのがみっしりと隙間なく敷き詰められていてまるで冷蔵庫かそれよりも冷たいかもしれない!
「ガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガ」
寒さでガチガチする歯。
スマホの明かりで照らすその顔は、真っ白で唇も青い。
一体何時間ここにいたんだろう?
「ねぇ! 立って!」
アタシは、体育座りのまま掌を合わせて握ってぴくりとも動こうとしないけんちーの腕を掴んだ。
「寒いよ? 早く出てってば______」
ぐっと引っ張った右腕。
引っ張ったのは右腕だけのはずだったのに、まるで左手が張り付いたみたいについてくる。
え?
なに?
別に手と手を組んでいる訳でもないのに、張り付いてるみたいに?
「ぅ ぅ ぅ」
けんちーが顔を歪める。
「なに? 痛いの??」
アタシは、手に持っていたスマホのライトとけんちーのくっついた手の平に向けた。
