トモダチつくろう

 ギッ。

 短く床が軋んだだけなのに、アタシの体がビクッっと跳ねる!
 
 おそるおそる玄関の方を見たけど……良かった、気づかれてない……!

 だ、大丈夫いる訳ない……。

 それは、見ればわかる事。

 きっと、何かの間違いだと思いたい。

 あんな事にアンタが関わったとか、思いたいくない。

 だから、アタシはあの部屋を見るんだ。

 ガタッ、ガタタタ……。


 指をかけてスライドさせた襖は、立て付け悪く音を立てる。

 全部開ける必要はない。

 覗ける程度で十分……だけど、すでに日が落ちて暗くなってしまっているから電気ついていないこの畳間は手の平ほどの隙間からでは暗くて奥はほとんど見えない。

 くっ!

 もっと開けて……いや、いっそ全開にして廊下の明かりで照らせば!

 アタシは、ぎゅっと目をつぶって思い切って襖を開けた!

 
 開けた襖から、ひんやりとした感じがしてアタシは思わず身震いする。

 怖くて目が開けられない。

 もしそこに誰かいたら?

 それが、いなくなった二人の誰かだったら?

 ……って、なんこれ?

 ビビるなんて、アタシらしくもない。