『ゆっぽんとけんちーを探して……きっと、その家のどこかに閉じ込められてんだよ……二人を助けてよぉ……! ミカもうすぐそこに______pp』
え?
アタシは、不意に切れた通話に耳に当てていたスマホの液晶を確認するけど_____充電してください______大きく表示されたのを最後に液晶はまっ黒になる。
充電切れ。
残り3%だったスマホは、どんなに電源を入れ直そうとしてもうんともすんともしない!
探すってそんな……だって、この家にいるって_____ガタン!
廊下の向こうでまた音がした。
アタシは息を飲む。
「いるよね……やっぱ、なんで」
あの部屋には誰かいる。
それが、いなくなったあの二人でないにしろどうして『いない』だなんて言った?
アタシはそっと廊下に顔出す。
一直線の視線の先。
玄関のほうで、あの子が誰かと喋ってる……ぼそぼそしててちょっと何言ってるか分かんないけれど見るなら今。
ちょっと覗けばいい。
それだけで終わる。
アタシは一歩踏み出す。
