トモダチつくろう

 
 「ごめん! 石川! アタシは山川ともこ、このスマホはこの家でひろった_____」


 あれ?

 ここまで来て、アタシはようやく気付く。


 これ、いなくなった人のもの?

 それが、この家に?


 石川が言ってた言葉が一気に頭を掻き乱す!


 いや、そんな!

 ない……あり得ないよ!

 そんなの何かの間違い……で、トイレにスマホ?

 丁寧に壊さない様にビニールに包んで?

 それって、『いつくるかしらない誰かに気付いてもらう為』に?

 ……ない。

 そっちの方が遥かにあり得ない!

 か、考えればわかる事、でも!

 そう考えちゃったら_____!


 『…なんでお前が……ゆっぽんのもってんの……? 家って、アイツんち? やっぱり……やっぱりそこにあったんだ……』

 「ち、違う! これは、なんでか知らないけど、アイツは関係な____」

 関係ない?

 ここまで来て?

 
 『おねがい』

 「ぇ?」

 『いま、あの家の中にいるんでしょ? だったら探して』

 
 喉の奥から絞り出すような声は震える。