トモダチつくろう


 良い事のはずなのに、何故か背筋に嫌な感じがする……何といえばいいんだろう?


 そう、たしか『違和感』っていうのかな?
 
 
 いつもと様子が違うって、そう感じてしまう。 


 「お代わりいる? お肉がいっぱい手に入ったからカレーもまだまだあるの」
 
 
 アンタがあんまり嬉しそうだから、お腹いっぱいだったけどもう少な目にしてもう一皿お願いする。
 
 ……また肉が歯に絡むけど。





 「あーお腹いっぱい……」



 食べ終わって、紅茶をもう一杯飲む。

 ___う。

 もしかして、紅茶もおいしいの?

 さっきはテンパるあまり、味とか風味とかよく分かんなかったけど美味しい……カレーとか食べてなければもっと美味しかったのかもしれない。

 
 「ともこちゃん、時間大丈夫なの?」

 
 カレーの皿を片す丸い背中が心配そうに聞く。

 
 「……別に……」


 沈黙。

 
 それっきり、皿を洗う水の音だけが台所に響く。


 き、気まずい!

 淡々とさも当然に家に上がり込んじゃったけど、こっから先どうして良いか分かんない!

 タイミング完全に見失った!