ヴヴヴウウヴウヴウウ……。
ポケットのスマホがうるさい。
きっと、お母さんからだろうけど無視して涙に滲んだ夕日の照らすアスファルトをアタシはひたすら歩く。
もう、何年も通ってなかった道。
前は、一日おきにお互いの家の前まで二人で手をつないで帰った帰り道。
いつも笑顔だったアンタが、あんな風になったのはいつからだっただろう?
アレとそっくりなアンタをアタシは拒絶した。
それでも、学校に行けばどうしてもアンタに会ってしまうから笑顔でこっちに来ちゃうから無視した。
酷い事もたくさん言った。
クラスの皆がアンタを無視して文句を言って、靴や物を隠していたのは知っていたけどアタシには関係ないと思ってた。
アタシの所為だった。
石川に言われて、春奈や皆にあんな態度を取られて、青沼さんに言われてやっとアタシは自分のしていたことを理解した。
その全てに責任を取れと言うのはまだ納得はいかないけれど、始まりはアタシ。
……だから、アタシはアンタに謝らなくちゃなんないんだ。
