トモダチつくろう


 青沼さんは、じっとアタシの目を見ながらフッと鼻で笑う。


 「あの時の犯人は現行犯でしかも、襲われた女児は小学生で幸いにも被害はなかった。 こういった場合、大概の場合親は子供の将来の事を考えて公にはしないがお前の親…母親がマスコミにリークして大盛り上がり! お前は、可哀そうな被害者として周りの注目を一気に集めた」

 …お母さんが…?

 「ん? 知らなかったか…? まぁいいが…その時、世間は被害者に同情を加害者には非難が集まった…当然だ、そこに関しちゃ奴は幼女ばかりを狙った変態下衆野郎だ…同情の余地はねぇさ、社会的にも抹殺されてしかるべきだ」

 『けどな』っと、青沼さんは言葉を続ける。

 「警察ってのは、お前の自己顕示欲を満たすおもちゃじゃねぇ!」

 「…え…?」

 「ここ数日、お前の事を調べていていくつか分かった事がある。 お前の家、もう何年も両親が不仲だな? 子供にとって、親の不仲ほど居心地の悪い物はないがそんな二人がある一定期間まるでおしどり夫婦のごとく仲が良かった時期がある…そう、それこそお前が被害に_____」

 「違う! そんなんじゃない! アタシは!」