ガランとした教室に、アタシと青沼さんだけが取り残される。
「で? 犯人捕まったんですか?」
「うへぇ~…俺を目の前にあんな事しといて…ぶれねぇなお前~」
へらへらとした青沼さんの態度にただ得さえイラついていたアタシは、思わず声を張り上げた!
「何なんですか? アタシに何か用なんですか?」
「は? おじさん暇じゃねーんだから用が無きゃこねぇよ? 当たり前だろ?」
ムカつく!
「ま、用ってーのはお前の素行調査ってところなんだけどさ」
「そ、さこうちょうさ?」
「ああ、まぁ…なんつーかお前が良い子かどうか確認って感じだ」
なにそれ!?
なんでアタシが調べられてるの??
アタシは、被害者じゃん?!
こんなのまるで…!
「あ、今、自分の周りをこそこそ嗅ぎ回られてムカつくとか思ったろ?」
「…!」
「ま、こーゆーのはさ大体の捜査でやるんだよ…珍しい事じゃない」
「でも! こんなの気分悪いです…なんだかアタシが…」
「疑われてるみたいでやな感じだろ…まぁ、実際のところ俺はお前の『包帯男』の話は疑ってるぞ?」
