トモダチつくろう

 「きゃぁあ!? いったっつ!! 何すの?! ちょ! マジでやめっつ!!」


 飛び掛かった石川に教室の床に押し倒されて、髪を思いっきり引っ張られる!


 ぶつっ!


 頭皮から激痛と嫌な音。


 石川の手に20本くらい毛束…いたッツ?!

 コイツ、アタシの髪を??

 
 「っこのぉおお!!」

 
 がしっつ!

 ぶちっちいっち!!!

 アタシは、石川の髪を捕まえて引き抜いてやる!


 「きゃぁあああ!!」

 悲鳴を上げた石川は、アタシの上から飛びのくけど逃がすか!!


 アタシが、飛びのいてけつまずいた石川の髪を掴んでさらに引き抜くと石川は泣き叫ぶ!


 「最初に仕掛けたのはお前だろ!! ふざけんな!」


 コンコン。


 石川の髪を引き抜くアタシの背後で戸が鳴る。


 「おーおー…餓鬼のキャットファイトもえげつねぇなぁ~…お前ら『傷害罪』とか『暴行罪』って言葉知ってるか?」

 いつの間にか開いていた戸にもたれかかるようにヘラヘラ笑って立っていたその人は、校長室であった少年課のあの『おっさん』たしか青沼さん。