トモダチつくろう

 「…つか、アンタこんなとこで何してんの? アンタんちこっちじゃないでしょ?」

 「ぇ ぅ そ、それは…」

 ウジウジウジウジ。

 その脂ぎった前髪キモイ。

 パンパンにデブった脂肪が見ててキモイ。

 更にその不潔なニキビが見てるだけでウエッツってかん…ん?


 「ニキビ…減ってる?」

 「ぅ、うん…」

 それっきり会話が無くなる。

 何なんだよ?

 とんだ無駄話。

 おかげで、あっと言う間に日が暮れて…ジジジジパッ。

 頭上にある電柱の灯りがついて、不気味に脂肪とアタシを照らす。


 「じゃ…わ わたし これで…」

 「まて」

 アタシは、モゾッと逃げようとする脂肪を呼び止める。


 「…ついてきて…」

 「ぇ?」


 こんなのでもいないよりまし。



 …タッタッタッ…。


 すっかり暗くなった帰り道を脂肪と二人で縦に並んで歩く。

 普段ならこんなのと一緒に歩くとかないけど、もしかしたらって考えると1人は怖いから仕方ない。

 いざとなったら、囮くらいには使えるかもじゃない?