ナイス禿げ!
たまには役に立つじゃないの!
「いえいえ…そうじゃないんですよ校長先生、その包帯の男とやらを見たのはこのお嬢さんだけなので慎重をきっしたいと言うだけなんですよ…なにせこの小学校からは5人も生徒が消えているのですから」
青沼さんの言葉に、禿げ校長は言葉をもごもごさせる!
ちっ!
役立たず!
「それじゃ、我々は帰るとします。 生徒さん達に動揺も広がっているようだし、少年課からカウンセラーの資格持ちの補導職員派遣のお話は上に通しておきます」
それだけ言い残すと、青沼さんは警察手帳から名刺を取り出し一枚を禿げ校長、もう一枚をアタシに渡す。
「お前の担当は少年課の俺、事件の担当は刑事課の玉城だ今後何かあったらこの番号にかけてこい」
「…」
正直がっかり。
アタシ…玉城さんがよかった。
「がっかりだって顔にでてんぞ?」
「?!」
青沼さんはそう言い残すと、玉城さんと一緒に校長室から出て行ってしまった。
