トモダチつくろう


 朝起きて、家のドアを開けたらその子が立ってた。

 
 「あ、やっと! 急げよ遅刻すんよ?」

 いきなり腕を掴まれて、引きずるみたいに引っ張られる。

 ホントに呼びに来た…どうして?


 学校への道、その子はずっと私になにか喋っていたけど…何も聞こえない…


 だって!
 
 この子は分かっているの?

 ともこちゃん達にあんな事言って、きっとひどい目に合う事になるのに!


 「…でさでさ~ウチが…なに? 顔ヤバいけどどうした?」


 校門の前。

 私は、いつもよりもお腹が痛くなる…だって…!

 動けなくなった私の手がぎゅってされてる。


 「ビビんな! ウチも一緒だ負けんな!」


 一緒…?

 今、この子は「一緒」と言ったの?

 私なんかと一緒に居てくれるの?

 
 「…ど して?」

 「だって、ウチあんなん嫌いだし! …それに、もう『友達』じゃん!」

 
 ぷくぷくのほっぺがにぃってした。

 トモダチ?

 そんなの今までいた事なんてない。

 「トモダチ…?」

 「そ!」



 トモダチ。

   トモダチ。

 私の
    トモダチ。