「…大丈夫…汚れを落としたら、ちゃんと縫ってあげる…」
私は、針と糸で大まかに仮縫いしてお風呂場にもっていってたらいに入れておく。
後でお風呂の時に一緒に洗おう…ああ…そう言えばほかにも縫わなきゃいけないものがあったな…。
その日は、ラーメンを食べてお風呂に入って本とノートをセロテープで直したら縫物をしていつもみたいに台所の床に布団を敷いて寝る。
いつもの通り、変わらない真っ暗な天井。
生ごみの匂い。
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ…。
家じゅうを食べるシロアリの音。
何もかもいつもの通り。
「でも…今日はいつもと少し違うこと…あった…」
あの子。
私の手を引いた子。
明日、呼びに来るって…言ってた。
「どうして?」
なんであの子はこんな事をするんだろう?
ともこちゃんが言ってたみたいに、面白いおもちゃでもみつけたって事かな?
そんなことを考えていたらすぐに眠くなった。
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