き、気まずい…。
放課後、『ともこ』の監視を掻い潜り、ほぼ無理やり彼女に接触したボクは『第一席ヒミツノトモダチのお茶会』と銘打ってちゃっかり…というか無理矢理に彼女の自宅に押し掛けていた。
もちろん、それはケントに言われたと言うか吹っ掛けられた『彼女の疑いを晴らせ』と言うミッションを完遂するためである。
こぽこぽこぽ…。
よく開いた茶葉の良い香りが簡素で小さなテーブルの上から立ち込める。
「どうぞ…ダージリンだんだけど…」
「ああ、いただこう」
ごくり。
素晴らしい…爺やとまではいかないがその年でこんな設備も乏しい中でここまで入れられればたいしたものだ。
「ごめんね、今日はおやつの準備が…」
「いや、気を使わないでくれ! 急に押し掛けたボクが悪い!」
それっきり、ボクと彼女は黙り込み互いに机の上のティーポッドを挟んで向かい合う。
…参った。
よく考えてみても、彼女とボクに共通の話題何てない。
