「一緒に…? がっこ? なんで?」
「わっ! 何それ~傷つく~…」
その子は、オーバーにがっかりって感じに動作する。
なんだかテレビの人みたい。
「…と、に、か、く! 約束! 呼びに行くから!」
そう言ってその子は、だだだだってアパートの階段を上て二階の角の部屋に入ってく。
「……」
変な子。
私は、あの子の家のドアが閉まるのをみてから自分の家に入った。
私の家。
アパートでは無くて平屋建てだけど、すごく古くてボロボロ。
床もシロアリに食べられて柔らかくなっているし、畳もけば立って窓ガラスも割れているから板を打ち付けてあって家の中は昼間でも電気をつけないと何も見えない。
「…帰ったの?」
ママが言う。
この家にはママと暮らしてる…事になってる。
「お金ここに置いておくから」
冷蔵庫に磁石でお金。
「じゃ、ママ行くから」
玄関の私を横切ってママが出てく。
「…」
出てこうとしたママと目が合って、ママが足を止めて振り向いた。
「なぁあに? 死にたくなった?」
ママがにっこり言う。
