『ただいま』
っと玄関のドアを開ける。


あれ?いつもならお母さんが
「おかえり」
って来てくれずはずなのに…





不安になってリビングに行くとどうやらお母さんは誰かと電話で話し中らしかった。

電話の横には真っ黒い大きな封筒がおかれていてその上に色々な資料のようなものが散らばっている。


黒い封筒とかなんだか不吉な雰囲気

しかも私の誕生日に…誰かが亡くなったりしてないよね?



しばらくしてお母さんは私の存在に気づいたらしく
(ごめん!)っと手でジェスチャーしてきた。





そんなに大切な話なんだろうか…



仕方なく私はなるべく静かに階段を上がって自分の部屋に向かった。