『…った。』 尻もちをついただけでも痛いのに さらに運の悪いことに男の子が持っていたノートが私の頭に ___ドサドサッと落ちてきた。 「す、すいません!!俺がちゃんと前見てなかったばかりに…!! 大丈夫ですか?」 大丈夫なわけない…でも私も廊下を走っていたから自業自得 男の子は黙ったままの私を見て慌てて駆け寄ってくると申し訳なさそうに手を差し伸べてきた。 「立てますか?」