と、隣?!
確かにここ2人席だけど…
まだ返事してないのに女の子はもう座る準備万端だった。
これは断ってもたぶん無理なんだろうな
反省会は家に帰ってからゆっくりしよう
窓側に少し詰めて
『どうぞ。』
と言うと
「やったー!!」
女の子は嬉しそうに隣に腰を下ろした。
「あたし、彩月(サツキ)、彩月でいいよ!よろしくね!!」
彩月は見た目は大人しそうだけど結構フレンドリーな子みたいで
私の中で渦巻いていた不安は少し和らいだ。
『私は、ほ…あ、愛莉!愛莉だよ!こちらこそよろしく!!』
危なかった!
いつもの癖で苗字まで言ってしまいそうになる。
早く慣れてこれからは気をつけないと…


