それからしばらく彼女はひたすら泣き続けた。
僕はそれを静かに待った。
ウザいとも煩いとも思わなかった。
そして、一通り泣き終えてから静かに
「あたし、警察行ってくる」
と言って立ち上がった。
「え?」
唐突過ぎて、少しおかしな声が出た。
「行ってくる」
「ま、待って!大丈夫なの?」
「大丈夫じゃないよ。怖くてしかたないし、今だって気を抜いたら倒れそう。
足の震え止まんない」
桜子は自嘲気味に笑った。
「僕も一緒に行くよ。
途中で倒れられたら怖いしね」
「ごめん。ありがとう」
僕はそれを静かに待った。
ウザいとも煩いとも思わなかった。
そして、一通り泣き終えてから静かに
「あたし、警察行ってくる」
と言って立ち上がった。
「え?」
唐突過ぎて、少しおかしな声が出た。
「行ってくる」
「ま、待って!大丈夫なの?」
「大丈夫じゃないよ。怖くてしかたないし、今だって気を抜いたら倒れそう。
足の震え止まんない」
桜子は自嘲気味に笑った。
「僕も一緒に行くよ。
途中で倒れられたら怖いしね」
「ごめん。ありがとう」