「………っ、……よ」
「ま…………け……ろうな」
「………ず……わ」
私の眠りが浅かったのかリビングから微かに聞こえる話し声で目が冷めてしまった。
喉乾いたな…………
水を飲もうと部屋の扉を開けようとした時さっきまで聞こえていた会話が少しだけはっきりと聞こえてきた。
「この手帳を見られたらおしまいだ。
本当に見られてないんだろうな。」
「ええ、見てないって言っていたから、多分見てないと思うだろうけど……。」
「それにしても、なんであの子のかばんに…?」
「わからないわ、偶然入り込んでしまったのかも。」
「あぁ、そうかもしれないな。」
さっきの手帳の話しだ。
ドアを開けて見てないよ!と言おうとドアノブに手をかけると信じられない言葉が聞こえてきた。
「あの子にはこの計画が絶対にバレてはいけない。何年かかったと思ってるんだ」
計画…?
このタイミングで両親のところに行くのはマズイ気がして私は自分の部屋に戻った。


