私達が住んでいる町は森の中を切り開いたような場所にあり人口は500人いるかどうか…だったかな??
とりあえず、すごくすごく小さな町。
この町から出たことはないし、出ようとも思わない。別に、外に興味がないわけではないけど、町を出るには舗装されていない林の中をひたすら歩かなければならない。
それを考えると出る気にはならないのだ。
「そんじゃ、真咲また明日ね〜!」
「うん!またあした!」
他愛もない話をしながら帰り道を歩いているといつの間にか分かれ道まで来ていた。
陽菜に手をふり、家に入ると
「あら、お帰り〜、今日は早かったのね」
エプロンをつけた母が少し驚いた顔をしていた。
「うん!今日は、なんか先生たちの会議があるらしくて早めに学校が終わったの」
「そうなのね」
ふ〜んとでもいいそうな母を無視して自分の部屋に向かった。


