竹取の若君は白い花をさしだす

なんとかたどりついたけど。


「なんだあの女子(おなご)は…。」


「変な格好をしておるのう…。」


着物しか着てない都で制服をを着ている私は明らかに怪しまれていた。


ここにいても怪しまれて都のえらい人に不審者だとして捕まるだけかもしれない。


そう思った私は山の手前の木に隠れることにした。


…ここに何時間いたのだろうか。


すっかり日も暮れ始めていた。


どうしよう…。知り合いも誰もいない、そしてここでの野宿。


あそこの雑木林にいっていなかったら。私はこんなところ来ていないはずなのに。


じわっと涙が溢れだしそうになったその時。


「…制服?」