「つくづく寂しいやつだな」 大高慎翔が、鼻で笑った。 「そう。寂しいやつなの。 気が済むまで笑ってどうぞ?」 正直、むかついたけど 笑うな、と止めることをしなかった。 「気ぃ強いな、お前」 「それは、どうもありがとう」 「俺、よくここ来るから しんどくなったら、いつでも来いよ」 「あっそう。わかった」 そして、私は屋上をあとにした。 さっき、教室にいた女の子たちは もういなくなっていた。 私は、カバンをとって 家に帰った。