「てか、いいのかよ?
言われっぱなしで」
「いいわけない…。
でも、言い返したところでなにになるの?」
思わず、反論してしまう。
言われっぱなしで悔しかったから。
「それに…もういいの。慣れてるから」
私は、背中を向けてフェンスを掴む。
「慣れてるって、なににだよ」
顔は見えないけど
大高慎翔は、少し怒ってる気がした。
「人から嫌われることからも
陰口叩かれることも
一人になることも。
全部、私は慣れてる」
今さら怖がったってしょうがない。
人付き合いをしようと、努力しなかった
自分が悪い。
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