縁〜サイダーと5円玉と君の靴ひも〜

「相内さん?」

委員長は私を見て固まっている。

先生も、血の気がひいてる…


私は、敵ではない。むしろ味方だ。と、よく洋画で観るような丸腰な感じで近づいた。


「落ち着いて話を聞いてね、二人とも」


そう前置きして、話し始めた。

話を聞いた委員長は青ざめて座り込んだ。


「どうしよう。私のせいだ、ごめんなさい」


先生に謝る委員長に、


「いや、僕の責任だよ。ごめんな」

先生は深いため息をついた。


「私が毎日会いたいなんてわがまま言ったから」

先生は、小さく首を振った。


「ごめんな、お前たちも。巻き込んでしまって。全部、先生の責任だから」


先生が言った瞬間、


「あ、いたいた」

加瀬君と愛紗と犬が一緒に駆けてきた。


「で、どうすんの?加瀬君」

息切れしている愛紗が、加瀬君を見る。


加瀬君は、にっこりうなずいて、


「とりあえず行こうか」


そう言って歩き始めた。