御縁玉が導いてくれた縁は今もまだ大切に続いている。

せっかく縁があって出会った人達だから。
大切にしたい、そう思える自分になれてよかった。

人は一人一人違うし、何パターンしかないタイプで分けられるほど簡単じゃない。


だから、その人自身をもっと知りたい。
私のことも知って欲しい。

そう思いあえれば、その人だけのタイプを知ってより深くなる。



目を見て、同じ空間で笑って泣いて…
時間をかけて付き合っていくことの大切さ。


あの頃の私は、表面的な付き合いしかできずにいたから。
人の目が気になって、どう見られてるかどう評価されているか…そのことで頭がいっぱい。


その人が持つ表面的な魅力で人を判断し、選んで付き合っていた。

その人がどんなものが好きで、どんなことが苦手で、どんな癖があって、どんなことで悩んでいるのか。
どんなことで幸せを感じるのか…

それを知ろうともせずに。


学校生活が守られればそれでいいと、自分本位な考えだけだった。

でも、そんな気持ちでしかつながっていない関係は結局、もろく、むなしく、孤独だった。



街中ですれ違うだけの人もいる中で、縁のある人もいる。
どこか見えない糸でつながっているのかもしれない。

でも、その糸は簡単にもつれるし、切れてしまう。


太い糸だと安心していたら、他の糸が絡んでくることだってある。


だからこそ、大切にしていたい。


でも、切れた糸でも、いつか切れた先を見つけて結び直すこともある。

切れることを恐れて慎重になりすぎなくても大丈夫なこと、絡まった糸は時間をかけてほどき直せばいいこと。


どれも、御縁玉が教えてくれたこと。