ノラネコだって、夢くらいみる

 ハロウィンにはアニメキャラのコスプレをしてみたり、クリスマスにはサンタ服を着てみたり、ファンのリクエストにこたえてTwitterにその様子をあげてみると、意外にウケてもらえた。

 写真を載せた数時間後には私のつぶやきがネットニュースに流れたりするのだから、凄い時代だな、とつくづく思う。

 人気アプリゲームのCMにイメージキャラクターとして起用され、そのゲーム内に期間限定キャラ〝SSレア 堕天使RIN〟としても出させてもらった。

 そのソシャゲは私も空き時間にちょこっとやることはあったし、いちるだってやっているみたいだから、まさかそこに自分が出ることになるなんて、思いもしなかったっけ。

 以来、驚くべきことに、ドラマやアニメ、ミュージックビデオにも、出番は少ないながらに出させてもらった。

 人間界にやってきた異世界の生き物だったり、ヤンデレな子だったり、どれも個性的な配役ばかりあてられた。

 それも原作が小説やコミックばかりで、『RINにしか演じられなかっただろう』『クオリティ高くてわきました』と原作ファンの人たちから支持してもらえた。
 
 『2.5次元女優』なんて取り上げ方もされることもあった。