3年分の月給をこつこつ地道にためていたお金で買った。
私とのお揃い物である。

『腕時計』

だ。
当時はかなり値がついた。
それを二つ買った。
私とが共にこれからも歩みを一緒にする、思い入れの品にしようとして。